「親子の絆」
保険は現在のライフステージに応じて選択する方法や、目的に応じて選択する方法がございます。
あなたの状況に対して、現在最適な保険とはなんでしょうか。そして、それは誰のための保険でしょうか。
私が実際ご対応した中でも、特に親子の絆を感じた、今でも忘れないエピソードをご紹介します。
―がんを患ったご主人様―
50代のご夫婦の話です。
ご主人様ががんを患い、退院したので給付金の手続きをしたいとのご相談を受け、ご自宅にお伺いしたのが始まりでした。
私が契約をお預かりしたお客様ではなかったので、現在加入しているご夫婦の保険の内容を一緒に確認したところ、あと数年で更新を迎える保険に加入をしていました。
主人のがんの保障は終身で手厚い内容だったため、ひとまず治療費はある程度賄えるようでしたが、体調面から仕事を続けることは難しい状態でした。
保険には、がんになったら保険料を免除する、という保障があります。
その保障が付加されていたのは収入が減ってしまうことを想定すると救いでした。
―奥様の保険の見直し―
しかし、問題は奥様の保険でした。
更新型の為、あと数年で更新を迎え保険料も倍増してしまう内容で、この事実を知ったお客様は
「どうしたらいいのかわからない」と、かなり動揺されていました。
加入した経緯をお伺いすると、
当時、保険の外交員から勧められるまま加入したため、内容はよく理解はしていなかったが、家族に負担を掛けたくない想いから加入した、と仰っていました。
その想いは今も変わらず、お孫様を含め、負担を掛けないように自分たちでできることはしっかり備えておきたいとのお考えでした。
奥様は健康面からみても新しい保険を十分に考え、選ぶことができたため、具体的にどのように備えていきたいかお話をお伺いし、すべて終身型のタイプで葬儀費用や整理資金に備えるための死亡保障、ご主人様が経験したように大病(がん、心疾患、脳血管疾患)を患った場合に備える一時金保障、入院や手術をした時のための医療保障と総合的に準備をしていただくことになりました。
―子に対する親の想い―
奥様は「これで私になにかあっても子供たちに迷惑かけなくて済むわね。」と安心し、笑顔を見せてくれました。
その状況を見ていたご主人様から、
「葬儀費用や整理資金は今の内容で賄えそうですが、孫がまだ幼いので息子に負担かけないようにしたいです。何かそういったものは無いでしょうか。」
とのご要望があったため、
「それでしたら、息子様を受取人にした死亡保険を準備しておくのはいかがでしょうか。」
と、今の健康状態でも準備いただけそうな無選択型(健康告知なし)の死亡保険をお伝えさせていただきました。
その保険は、加入から2年間は万が一お亡くなりになった場合はそこまで払っていただいた保険料を受取人様に支払い、2年以上経てば保険金が満額支払われるタイプの保険でした。ご主人様は
「じゃあ2年間は病気に負けずに頑張らなきゃな」と笑顔を見せ、この保険を準備したいと仰っていただきました。
ご自身のお身体が大変な中気丈に振舞っていたのが、とても印象的でした。
―繋がる想い―
ただその後、残念ながら6か月ほどでご主人様は亡くなってしまいました。
保険金の請求手続きにご自宅にお伺いした際、ご子息様に対して、お父様がどんな想いでこの保険を準備したのかをお伝えしたところ
「父が自分を想ってくれたように、私も子供に同じ想いをもっています。私の保険も確認してくれませんか。」
とご依頼をいただき、今もご家族皆様の保険担当者としてお付き合いをさせていただいています。
私自身家庭を持っていますが、どんなに時代が移り変わろうとも親が子を想う気持ちは変わらないものです。
あなたが大切な人のために、今なにができるか。我々は保険の分野で皆様をサポートいたします。